SCRABBLE(スクラブル)日本語版を作って遊んでみた

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幼いころにしりとりをして遊ぶことは、語彙を増やすこと、および「拡散的思考力」を養うのに有効です。

「拡散的思考力」とは、ある一つの制約条件から他の事を連想する力であり、要は「幅広い柔軟な思考力」のことであり、知育の観点では重要なポイントのひとつです。

私の家でもよく子供としりとりをして遊んでいるのですが、単純なしりとりは徐々にマンネリ化し、もう少し高度で楽しく遊べるしりとり遊びはないかなと思っていました。

そんな中、ふと目に止まったのがSCRABBLE(スクラブル)でした。

SCRABBLE(スクラブル)とは、1948年にアメリカで作られた、単語を作成して得点を競うボードゲームです。

SCRABBLE(スクラブル)は、前の人が出した単語に対してクロスワードパズルのように単語を繋げていくゲームであり、知育の観点からはしりとりと同様に考えられます。

SCRABBLE(スクラブル)の日本語版(ひらがな版)あるといいなと思って調べてみなのですが、実はSCRABBLE(スクラブル)の日本語版は市販されていません。 そこで、今回はSCRABBLE(スクラブル)の日本語版を作って遊んでみました。

語彙を鍛えることを重要性

幼児期に語彙を増やすことはなぜ重要なのでしょう。

その答えは諸説あり、学術的に正しい答えもあるのかもしれませんが、

私の考える答えは「人間は言葉でしか物事を考えられないから」です。

試しに、「今日やりたいこと」「将来の夢」など、なんでもいいので、30秒間、言葉を使わずに考えてみてください。

無理ですよね?

人間は、言葉を使わないと何も考えられません。

さらには、語彙が増えれば増えるほど、複雑な思考ができるようになります。 なので、語彙を増やことは、思考の幅を広げること、柔軟な思考力を養うことに非常に重要なのです。

SCRABBLE(スクラブル)とは

英語版SCRABBLE(スクラブル)

SCRABBLE(スクラブル)とは、アルファベットの書かれたコマをクロスワードパズルのように並べて点数を競うゲームです。

ルールは簡単に書くと次の通りです。

・袋の中からアルファベットのコマを7枚ずつ取り、相手に見えないように手元のラックに並べる。

・AやEなどの頻出するアルファベットのコマの点数は低く、QやZなどはコマの点数が高く設定されている。

・順番を決めた後、最初の人から順番にコマをボード上に置いて英単語を作り、この単語の各コマの点数を合計します。

・ボード上にはその文字や単語全体の点数が2倍や3倍になる箇所があり、高得点を得るためには戦略も必要です。

・置いたコマ数分だけ袋から補充して常に7枚を手元に持っておきます。

・誰かが手元のコマを全て使い切るか、単語を作れなくなった時点で終了。

・最後に手元のコマの点数を引いて、合計点が高い人が勝ちです。

英語圏では語彙を増やすため、正しいスペルを覚えるために遊ばれています。 また、何十年も昔からあるオーソドックスなゲームで、家族と楽しく遊べることが特徴です。

SCRABBLE(スクラブル)の日本語版の有無

残念ながらSCRABBLE(スクラブル)の日本語版は市販されていません。

スクラブルの日本語版を遊びたい場合は、自作するしかありません。

ということで、今回自作してみました。

このサイトを参考に作ってみました。

Scrabble Bahasa Jepang-日本語の日本語のスクラブル
Sempat gila banget main scrabble, sampe-sampe kepikiran buat versi bahasa Jepangnya. Ternyata setelah diujicobakan, susaaaaah. Kosakata murid-murid saya belum s...

SCRABBLE(スクラブル)の日本語版の制作

制作中の日本語版SCRABBLE(スクラブル) コマが多くて大変です。。

制作は簡単です。

上記のサイトのファイルを印刷して、正方形に切り出した段ボールに張り付けていきます。今回、上記のサイトのシートを2セット分作りました。枚数が多いので結構大変です。

我が家では英語版のSCRABBLEを持っていたので、ボードは英語版のものをそのまま使うことにしました。 SCRABBLEのボードゲームを持っていない場合、ボードも印刷して作る必要があります。

自作のSCRABBLE(スクラブル)日本語版で遊んでみた

点数計算しながら日本語版SCRABBLE(スクラブル)で遊んでみました

日本語はそもそもキャラクター(文字種)が英語に比べて多く、濁点、半濁点、拗音、撥音があるため、コマの数がものすごく多くなります。そのため、以下のルール設定をしてみました。

・手持ちのコマは30個とする。

・各コマの点数はすべて1点とする。

実際やってみると結構楽しく遊べます。

やってみて、以下のような改善をするとよいと思いました。

・濁点、半濁点、拗音、撥音のコマは使いづらいため、これらのコマは準備しないで、どちらでも使えるようにする。(「か」は「が」としても使えるようにする) さらに、応用編としては、文字毎の点数を設定するとさらに英語版SCRABBLEに近くなりますが、このためには言語学の分析をして出現頻度から点数をつける必要があり、かなり大変だと思われます。

まとめ

・SCRABBBLE(スクラブル)は、語彙の増強、拡散的思考力の強化に有効

・日本語版で遊びたい場合、自作が必要

・シンプル化の工夫が必要

・自作した日本語版SCRABBBLE(スクラブル)はまあまあ楽しめる。

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